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下記写真のような特殊工具は工具メーカーに特注することも可能ですが、納期、コスト面で
折り合いがつかない事が多く、現実的ではありません。弊社では豊富な経験を持つ熟練技能者達によって特殊工具を自社製作し、難加工にも短納期、低コストで対応しています。
紹介した特殊工具は、ほんのわずかな一例で、工具作成の実績は数百件以上あります。
(弊社での加工に必要な工具は製作いたしますが、 工具だけの製作は承っておりません)
極小ネジ切りバイトを、顕微鏡をのぞきながら手作業で研磨している様子。
いろいろな形状があります。
タップを再利用してR形のエンドミルを作成。
テーパー部も切刃にするため、ビビリやすく作成が難しい。
3段キリ(φ4長さ5、φ6.5長さ23、φ10長さ11の3段)
5段、6段、R、テーパーなどでもキリを作ることができます。
加工時間は通常の1/2〜1/6に短縮できます。
(当社での加工に必要な場合に製作。ドリルだけの製作は承っておりません)
先平ドリル(写真はφ12。φ2〜φ30まで)
工具研磨機では不可能なので、すべて手作業で製作します。
穴底に平面が必要な場合、通常の先端角120°のドリルだと図1のようにザグリバイトで仕上げますが、
細くて深い穴底の平面加工はザグリバイトでは困難なため、先平ドリルで加工します。
図2のような浅い穴の加工でも、先平ドリルを使用することで加工時間を大幅に短縮することができます。
(当社での加工に必要な場合に製作。ドリルだけの製作は承っておりません)
段付きドリル(写真はφ6長さ14、φ10の2段)
段付きドリルの製作は1段目の径寸法を決めるのが難しいですが、下の図のように段差のある加工が、通常2工程のところ、1工程でできます。
加工機の工具の取り付け数を減らす事ができ、納期短縮、コスト削減につながります。
(当社での加工に必要な場合に製作。ドリルだけの製作は承っておりません)
テーパードリル(写真はφ2.5〜φ6.0長さ18テーパー)
先端のねじれニゲが難しいですが、図のような形状(ノズル等)の下穴加工が1工程でできます。
通常ドリルで階段状の下穴をあけるには3〜5本以上のドリルが必要なところ、
テーパードリルなら1本1工程で加工し、加工時間は1/3〜1/5に短縮できます。
(当社での加工に必要な場合に製作。ドリルだけの製作は承っておりません)